優しい木の質感と高い意匠性によって床材の主流として人気を集めるフローリング。その魅力は豊富な種類から、用途に応じ最適なものをコーディネートできることにあります。光沢あふれる高級感も素朴な落ち着きもお部屋に合わせて思いのままです。

　掃除がしやすく、ダニの発生を抑えられるのがフローリングの最大の魅力。また住宅の二階やマンション用として、振動や騒音の伝わりにくいものなど機能性も兼ね備えた素材がお選びいただけます。

　クッションフロアとはクッション性の高い塩化ビニル系のシートであり、水に強く、抗菌・抗カビ性能を持つことから一般にはキッチンやトイレなど水まわりによく用いられる床材です。
　弾力性のある材質は足腰への負担が少なく、滑りにくいため安全。また汚れにも強く、お手入れも簡単です。
　屋内用のほか、強度が高く土足に対応したもの、遮音・断熱・消臭など機能性の優れたものも多く、床材の中でも幅広い用途に適応するものと言えます。さらにデザインの多様性も魅力の一つです。

　住宅用床材としては従来、水まわりや屋外など限定的な場所に利用されてきましたが近年ではデザインのバリエーションも増加し、陶器や石の印象的な質感をインテリアに取り入れたオシャレさが人気を集めています。

　また転倒やすべり防止に特化したタイル、保温性の高いバスルーム向けタイルなども開発され、バリアフリー改修でも注目を集めています。

　床の内装において最も装飾効果が高くデザイン性に優れたものがカーペットになります。色合い・柄・材質なども多種多様。壁や天井との調和やメリハリを考え、お部屋の印象を思い通りに演出できます。

　カーペット共通の性質として足元の保温性や衝撃吸収・吸音性の高さはよく知られるところ。滑りにくく、万一転倒した際の危険性も軽減できます。またハウスダストやほこりの空気中への拡散を防止するため吸着するという性質も持っています。カーペットは健康や安全への配慮も優秀なのです。

　さらに付加効果を持つものとして、ウール１００％使用の難燃性カーペット、汚れに強いもの、防ダニ・防臭・防菌効果を持ったものなど、各種機能を備えた製品を取り揃えております。

　畳は、世界的に見ても類を見ない日本特有の床材です。

　冬場の断熱効果に、夏場の湿度調節効果。日本の四季を快適に過ごすなら畳に勝るものはありません。そのほか小さなお子様にも安心の抗菌性、吸音性、火にも強い難燃性など、驚くほどに多機能です。

　さらに近年着目されているのが、シックハウスの原因物質の発生が極めて少ないこと。またその原因物質を吸着し、室内をクリーンにします。畳に使われるイグサは天然の空気清浄機なのです。

　畳の新調、畳表の張替え、裏返しはもちろん、カーペット感覚で敷く置き畳やフローリング畳などのご注文も承っております。

　床下収納というとキッチンや洗面所のイメージが強いと思われますが、リビング等に貴重品庫などを設けるご家庭も増えているようです。

　収納スペースが足りなく物があふれて部屋が片付かない。そんな悩みは床下収納で解決するかもしれません。

　クロスは多種多様なデザインをイメージに合わせ選択できる装飾性と、安価な点で人気が高い内壁材の主役です。洋間はもちろん、水まわりや和室も素敵に演出いたします。

　機能性クロスも多彩で、防菌・防カビをはじめとして、通気性・吸音性・難燃性など性能も幅広く、乾拭きで簡単に汚れが落ちるものや、蓄光性をもちブラックライトを当てると発光するものなど、一風変わった商品も。

　また施工性に優れているため、工期も短く、騒音などを伴わないため気軽に工事を行えるのも魅力のひとつです。

　劣化や変色・変質のリスクが他の内装材と比べ格段に低く耐水性・耐久力に優れたタイル。内装材の中で最も汚れに強く、油汚れや湯垢などにも強いためキッチン・トイレ・バスルームなどの水周りに多く使用されています。

　技術の向上でデザイン性も高まり、近年ではリビング等の内装にも用いられるようになりました。オシャレさはもちろん個性的な印象を演出できるとあって、この先さらなる需要が見込まれています。

　素材が陶器であるため、化学物質を含まず、シックハウス症候群と無縁であることも見逃せません。他にも機能性を持つタイルとして、湿度調整や消臭機能をもつ「呼吸するタイル」や目地のカビや汚れに強いものなど、様々な用途に適応した製品が開発されています。

　仕上げを左官工事で行う日本の伝統的な工法で、主に和室に用いられています。

　継ぎ目のない壁面は防火性や断熱性に優れており、素材が持つ湿度調整機能は結露の予防につながり、高温多湿の日本の風土・気候に適した内壁材と言えます。また天然素材によって作られているため健康に影響する有害物質も発生させません。

　古くから城や土蔵などに用いられていた「漆喰」、和室によく用いられるじゅらく壁・大津壁・珪藻土に代表される「土壁」など、はがれの補修から塗り替えまで、お気軽にご相談ください。

　内装仕上げ用の合板を化粧板といいます。壁の下部に付ける「腰板」や床と壁の継ぎ目に使う「巾木」など木の存在感をワンポイントとして使われることが多くなっています。

　最新のデザイン建具から、質感あふれる本格的な木製建具のオーダーメイドまで、幅広く取り扱っております。和風洋風に関わらず材質・色合い・形状をご自由にお選びいただけるのはもちろん、汚れに強いもの、開閉時の衝撃をやわらげるものなど機能性建具もご用意しております。

　ドアノブ・鍵の修理交換、建てつけの調整など、長く大切に使っていただくための各種メンテナンスもお気軽にお申し付け下さい。

　ふすまは日本伝統の建具として、和室の暮らしを彩ってきました。そして今でも室内の印象を決定付ける和室インテリアの主役として、根強い人気を誇っています。

　ふすま紙は材質・模様ともに多種多様。水や汚れに強いもの、燃えにくいもの、また手漉きの雁皮紙を使用した本鳥の子に代表される最高級品から、普及織物を使用したお求めやすいものまで、お部屋に合わせて最適なものをお選びいただけます。

　色褪せや破れなどが目立つ前に、ぜひ張替えをお考え下さい。引手や縁の補修、建てつけの調整や新調などもお引き受けしております。

　障子は窓辺の光の調整役として、ふすまと同じく長い歴史を持つ伝統的な建具です。その優れた性能と造形の美しさからから、和室のみならず幅広いインテリアの場面で見直されるようになりました。

　お客様によく相談されるのが「破れにくい障子紙はないか？」ということ。小さなお子様やペットのいるお宅では共通の悩みのようです。そのような方には、通常の紙の約四倍の強度を持ち、水にも強い強化障子紙をお勧めしています。また、より高い強度をお求めなら、見た目の質感も薄さも一般の障子紙と変わらないプラスチック製のシートもご検討ください。

　これらは古くは仏教とともに日本に伝わったとされ、長い歴史の中で日本文化と深く混ざり合い、今では和空間をはじめとした室内演出の名脇役として愛されています。

　カミサカではお好みに合った表装だけでなく、修理・修復のご相談も承っております。